グリーンファーム山浦の新着情報
2022.10.17
山浦の味噌づくり③~農産加工班


金曜日(5日目)味噌づくりも最終工程。
朝一、2日間寝かせておいた米も丁度良い具合に発酵しています。
麦や大豆と同様、米にも塩を配合してから、いよいよ仕上げに移っていきます。

準備が整った米と、底には麦も一緒に入っています。


攪拌(かくはん)機に、米と麦を入れます。
混ざり合う内に、発酵した匂いがしてきます。

機械を止め、色や香り、状態を確認。職人の眼が光ります。
程良い状態を見極めることで、味噌の木目細かさ、滑らかさが出てきます。

ここで大豆を投入。利用者さんが手際よく大豆の樽を運んできます。


完成までもう一息。米麦と大豆が混ざり合い、辺りは味噌の香りに包まれています。
ここで、担当の利用者さんが、台車の付いた大きな貯蔵樽を準備。


職員が味噌の混ざり具合を確認して・・ついに完成です!!
出来上がったら、貯蔵樽へ移していきます。
大量なので何度も小分けしながら、粘度もあるので大変な作業です。


貯蔵樽に入れたら、利用者さんが手作業で均等に慣らしていきます。
味噌の間に隙間があると、空気で雑菌が繁殖して傷みやすくなります。
ある程度慣らすと、最後に重りで叩きながら、空気を抜いていきます。

隅の方も丁寧に伸ばしていきます。
利用者さんの手付きも、まさに職人肌。真剣な表情で取り組まれています。
この味噌詰め作業が一番気を遣い、また体力も使うので、とても大変とのことです。


同様の工程を何度も繰り返し、ようやく樽いっぱいに味噌が詰まりました。
これを、空調の整った温醸室に移動させ約3ヵ月間熟成。
ようやく出荷できる味噌になります。

3回に渡り「山浦の味噌作り」ご紹介させて頂きました。
味噌作りは、その日の工程が決まっていて取り組みやすいですが、作り始めたら仕上げまで
製造を止めることができません。所属する利用者さんや職員は、責任と根気を持って
日々頑張って取り組んでいます。
そんな想いが沢山詰まった山浦こだわりの味噌を、皆さまに味わって頂ければ幸いです。
☆山浦特製「あおば味噌」 1パック(800g) 540円
※お問合せはこちらまで < グリーンファーム山浦 TEL 0942-81-4856 >
2022.10.10
山浦の味噌づくり②~農産加工班


味噌づくり3日目からのご紹介です。
現在、麦に麹(こうじ)を付ける工程まで。
さらに米、大豆の仕込み、仕上げへと進んでいきます。
*水曜日(3日目)
朝、すでに昨日から浸水しておいた米の水切りをしています。
米は、麦と違い一晩しっかり浸水させて、しっかり水を切ることで
出来具合が良いそうです。米の量も麦と同じ60kg。

2日間寝かせておいた麦の仕上がり具合は・・麹の働きで、全体が発酵して真っ白!!

一旦、麦を作業台に移し、均等にほぐしていきます。
その間、担当の利用者さんが、塩を計量。
麦の総量を職員から聞いて、塩の量を考え、正確に割り出しています。


麦を均等に慣らしたところで、塩を投入。さらに馴染ませます。
一時発酵を抑えるため(塩切り)の作業と呼ばれます。
利用者さんの手さばきもお見事!
隅の方まで混ぜるのに、とても気を遣っているとのことです。



午後は、米の仕込みに掛かります。
水切りした米は昼前から炊き始めます。
昼過ぎには炊き上がり、すぐに作業開始。
麦と同じように、作業台でほぐしながら余熱を取っていきます。


麹の投入。麦と違い、米は粘度があって作業し難いとのことです。
よく混ぜ合わせたら発酵機へ。
途中、切り返しを挟み、こちらも2日間程寝かせます。

*木曜日(4日目)


大豆の仕込みです。山浦の味噌は、純国産材料にこだわり、大豆は佐賀県産。
60kgの大豆を、前日から洗って水に漬け込んでいます。午前中かけて釜で蒸します。
その間、利用者さんは大豆の選別。良質な大豆のみ一粒一粒丁寧に分別します。
気が遠くなる作業ですが、皆さん根気強く取り組んでいます(^_^;)

午後、蒸し上がった大豆を、作業台でほぐしながら、しっかり冷ましていきます。
余熱が取れたら、塩を混ぜ合わせ、機械でミンチ状に細かくしてから樽に振り分けます。



4日間かけて、全ての材料が整いました。
次回は、いよいよ味噌仕上げの工程をご紹介したいと思います!!
2022.10.4
山浦の味噌づくり①~農産加工班


地域で長年ご愛顧頂いている、グリーンファーム山浦の手作り味噌。
特に、鳥栖市や基山町の学校給食センターには、年間を通して納品させて頂いています。
学校給食で山浦の味噌を使った料理が提供され、地域の子どもたちにも馴染みがあります。
今回は、農産加工班で取り組んでいる味噌づくりを紹介したいと思います。
麦と米の合わせ味噌を、1週間の工程で製造していきます。
日ごとに工程が決まっていて、作業班の利用者さんも、その日何をしなければならないか
きちんと理解されています(*^-^*)
*月曜日(1日目)
麦を仕込んでいきます。
朝から60kgの麦を洗って、2時間ほど浸水させます。
仕込む量は、その週によって違います。
その後、40分ほど大きな釜で蒸していきます。


蒸し上がった麦は作業台に移し、丁寧にほぐしながら広げます。
次に、麹(こうじ)を合わせていくのですが、麦が熱すぎてはならず
人肌の温度位まで、混ぜながら冷ましていきます。

麦の量に対して麹はごくわずか。
麦と少し馴染ませてから、いよいよ麹を投入。均等に混ぜ合わせます。


最後、発酵機に移して、1日目の工程終了。

*火曜日(2日目)
発酵機の中は約40℃位に保温されています。
一晩寝かせた麦は、ところどころ白く発酵しています。
発酵を促すために、もう一度混ぜ合わせ(切り返し)、更に一晩寝かせます。


合間の時間、味噌の出荷準備や配達。
包装作業も慣れた手付き。利用者さんの目線や手先は・・まさに職人肌!


☆次回は、3日目の工程から紹介させて頂きます。お楽しみに!!
2022.9.28
ついに・・今年度!椎茸初収穫!!


最近、朝晩かなり涼しくなり、一日の寒暖差が大きくなりました。
椎茸は、このような気候の変化に刺激を受けて成長します。
先週9/23、ごく小さな椎茸の芽をところどころに確認していました。


9/27朝、いつものようにハウスの見回りをしていると・・
立派な椎茸があちらこちら!!
この週末で一気に成長したようです。
作業班のみなさん、とても嬉しそう(#^^#)
早速、久しぶりの収穫作業です。先ずは、皆でハサミの入れ方を確認。

それから一つひとつ丁寧に収穫していきました。
初めての収穫は全部で5kg程。

例年より少し早いようですが、今年も無事収穫の時期を迎えました。
大切に管理してきたので、ホッと一安心です。
でも本番はこれから。忙しくなりますよ~
出荷の準備が整い次第、お客様へご案内させて頂きます。どうぞご期待下さい!!
2022.9.20
台風一過~秋の収穫に向けて


心配された台風14号が通過し、山浦でも特に大きな被害もなく、ほっとしています。
先日までの残暑が嘘のように、さわやかな週明け。
そろそろ秋の足音が聴こえ、これから本格的に収穫期を迎えます。

今は栗が最盛期。収穫した栗を利用者さんが一つひとつ選別しています。

気になる菌床椎茸の生育状況。作業班の皆さんが役割分担しながら、毎日丁寧に管理して頂いています。

毎日の温度チェックも欠かしません。

菌床が乾燥しないよう、根気強く散水作業。


稲も、台風の強風に何とか持ちこたえました。
稲穂も大きく膨らんでいます。待ちに待った、初めての収穫までもう間近。
まだまだ台風シーズンまっさかりですが、稲の生育を見守っていきます。
2022.9.13
みんなの秋まつり~鳥栖市障害者理解促進イベントへ参加!!


鳥栖市では平成25年より、地域へ障がい理解を深める取り組みとして、地域団体や福祉施設が協力して毎年イベントを行っています。今年は3年ぶりにフレスポ鳥栖で「みんなの秋まつり」を開催!!山浦も実行委員として参加、新型コロナ感染拡大で見合わせていた、利用者さんが同行する形での販売も久しぶりでした。その他にも、福祉施設のステージや出店など会場は賑わいました。

☆グリーンファーム山浦からは焼ドーナツやプリン、もみじ卵、味噌などを出品し、多数のお客様がご来店され、常連さんからも喜んで頂きました。おかげさまで、ほぼ完売すること出来ました(*^-^*)


☆今回の目玉、東京パラリンピックで銅メダルに輝いた、上与那原 寛和 (うえよなばる ひろかず)選手のトークショーとレース用車いすの試乗体験。
2022.9.2
山浦の米作り ~ 田ほめの会

立春から数えて210日にあたる9月1日頃は、昔から稲の豊穣を祈る行事が行われてきました。地域でその内容は様々ですが、山浦地区でも「風止めの願成就(がんじょうじゅ)」として、風の神を祀った綾部神社と四阿屋(あずまや)神社に一年交代で参拝されてきました。そこで、早朝お汐井(しおい)を汲み、山浦八幡宮の氏神に供え、それを田畑や家の周囲に振るのが習わしです。この時期は台風も多く、田畑や家庭に大きな被害が出ないよう安全祈願を行うと同時に、「よか田ができた」とほめ、近隣で飲み物を持ち寄って稲の豊穣を祈願して祝ってきたことから「田ほめ」とも呼ばれているようです。

☆綾部神社脇の小川に水汲み場が設けてあります。


☆8/31早朝、日頃米作りでお世話になっている高橋さんの案内で、お汐井取り。
今年は綾部神社の順番だそうです。水を汲んだあと、神社を参拝しました。

☆汲んできたお汐井は、地元の山浦八幡宮へお供え。


☆この日は快晴、絶好の「田ほめ」日よりです。
お汐井も瓶に詰め、準備も整いました。


☆お汐井を田んぼに撒く儀式。豊作を祈願しました。
その後、皆さまには田を眺めながら、お食事をして頂きました。

☆腕を振るってご用意させて頂いた、お祝い膳。ご出席頂いた皆さまからは大好評頂きました。
横尾会長、高橋さんからは沢山のお話しや思いを聞くことができ、改めて、地域の風習を大切にしていきたいと強く思いました。
山浦の田んぼも順調に育って、高橋さんから、今のところ100点!!「おほめの言葉」を頂くことができました。
10月中旬頃の収穫に向けて、もうひと踏ん張り。大切に見守っていきたいと思います。

2022.8.26
【重要】グリーンファーム山浦 職員の新型コロナウイルス感染症の発生について
令和4年8月26日
社会福祉法人 若 楠
グリーンファーム山浦
園 長 髙﨑 知洋
グリーンファーム山浦 職員の新型コロナウイルス感染症の発生について
令和4年8月24日、当施設の職員1名が新型コロナウイルス感染症と診断されました。
職員本人の感染経過を踏まえ、保健所の見解をもとに当施設で判断した結果、濃厚接触として特に対応が必要な利用者及び職員はおりませんが、引き続き経過観察と感染予防対策を徹底してまいります。
皆様には、ご心配とご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご理解のほど宜しくお願い致します。
<お問い合わせ先>
課 長 鈴木 一也
TEL 0942-81-4856
2022.8.23
菌床入荷しました!!~椎茸班


いよいよ今年も椎茸栽培が始まります。
栽培数は3,000床。まずは入荷作業、山浦では待ちに待った恒例イベント。
福岡県の三潴郡大木町まで、2日に分けて菌床を引き取りに行きます。
菌床は日光や高温が苦手、山浦へ到着すると
遮光されたハウス内へ、みんなで協力して手早く運び込みます。
利用者さんも毎年慣れた手つきで、専用ラックに並べていく流れ作業。
最後はみんな汗だく・・無事に1日目の作業を完了しました。


さあ、今日からまた、ハウス内の温度をチェックしながら空調を整えたり、乾燥しないように散水したり・・という日々が続きます。
まだまだ暑い季節が続き、慎重に管理していく必要がありますが、今年も肉厚で美味しい高品質の椎茸が収穫できるよう、みんなで頑張っていきたいと思います。

“菌床”はオガクズなどの木質基材に米糠などの栄養源を固めたもので、山浦では、予め椎茸菌を打ち込んだ菌床を入荷しています。最初は通気性のある袋に覆われていますが、数日中に除袋作業を行います。
☆10月中旬頃からの収穫を予定しております、乞うご期待!!
(生育状況は、ブログでお知らせしていきます)
2022.8.23
【重要】グリーンファーム山浦 職員の新型コロナウイルス感染症の発生について
令和4年8月23日
社会福祉法人 若 楠
グリーンファーム山浦
園 長 髙﨑 知洋
グリーンファーム山浦 職員の新型コロナウイルス感染症の発生について
令和4年8月22日、当施設の職員1名が新型コロナウイルス感染症と診断されました。
職員本人の感染経過を踏まえ、保健所の見解をもとに当施設で判断した結果、濃厚接触として特に対応が必要な利用者及び職員はおりませんが、引き続き経過観察と感染予防対策を徹底してまいります。
皆様には、ご心配とご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご理解のほど宜しくお願い致します。
<お問い合わせ先>
課 長 鈴木 一也
TEL 0942-81-4856
