若木園のお仕事【第1回】
福祉施設はどんな仕事をしているのか、あまり知られていない・・・そんなことではいけない!と2022年度の若木園では、どんな仕事をしているのかをご紹介させていただくことになりました!
◇記念すべき第1回は・・・
「作業療法士」
作業療法士の【作業】って?
【作業】とは、食事や入浴、家事、仕事、趣味など人が関わる全ての諸活動のこと。病気やケガなどにより、その人らしい【作業】が行えなくなったとき、「こころ」と「からだ」の両方の問題に【作業】を用いて治療を行う。
若木園では、専任の作業療法士が作業活動を実施しています。その取り組みの一部をご紹介します。
①ルール遊び(神経衰弱)
利用者さん3名を対象に、対人交流の技能向上を主な目的として実施しています。トランプをつかったゲームについて、はじめは、「経験がない」、「ルールがわからない」、「カードを上手く返せない」等がありました。そこで、手順書をつかってルールを理解する、カードに厚みをもたせる等の試行錯誤をして、今では利用者さん同士で楽しみながら取り組むことができるようになりました!
②制作活動(写真立てイラスト作成)
手先の使用を目的として実施しています。透明で下書きをなぞり書きしやすく、失敗しても色を落としやすいプラスチック板で作成しました。繰り返すうちに、細部の線まで描くことができるようになり、「上手にできた!」と喜んでいただけました。
近年、若木園でも高齢化が少しずつテーマになってきています。利用者さんが楽しんで参加できるよう、手軽に行うことができる運動やレクリエーションを取り入れ、機能維持の働きかけを実施していきます!
◇今回は、「作業療法士」のお仕事についてご紹介しました。利用者さんの健康的な生活を創るために、楽しみながら実施できる作業活動を今後も提供してまいります!
社会福祉法人若楠 若木園