山浦の味噌づくり③~農産加工班

金曜日(5日目)味噌づくりも最終工程。

朝一、2日間寝かせておいた米も丁度良い具合に発酵しています。

麦や大豆と同様、米にも塩を配合してから、いよいよ仕上げに移っていきます。

準備が整った米と、底には麦も一緒に入っています。

 

攪拌(かくはん)機に、米と麦を入れます。

混ざり合う内に、発酵した匂いがしてきます。

 

機械を止め、色や香り、状態を確認。職人の眼が光ります。

程良い状態を見極めることで、味噌の木目細かさ、滑らかさが出てきます。

 

ここで大豆を投入。利用者さんが手際よく大豆の樽を運んできます。

 

完成までもう一息。米麦と大豆が混ざり合い、辺りは味噌の香りに包まれています。

ここで、担当の利用者さんが、台車の付いた大きな貯蔵樽を準備。

 

職員が味噌の混ざり具合を確認して・・ついに完成です!!

出来上がったら、貯蔵樽へ移していきます。

大量なので何度も小分けしながら、粘度もあるので大変な作業です。

 

貯蔵樽に入れたら、利用者さんが手作業で均等に慣らしていきます。

味噌の間に隙間があると、空気で雑菌が繁殖して傷みやすくなります。

ある程度慣らすと、最後に重りで叩きながら、空気を抜いていきます。

 

隅の方も丁寧に伸ばしていきます。

利用者さんの手付きも、まさに職人肌。真剣な表情で取り組まれています。

この味噌詰め作業が一番気を遣い、また体力も使うので、とても大変とのことです。

 

同様の工程を何度も繰り返し、ようやく樽いっぱいに味噌が詰まりました。

これを、空調の整った温醸室に移動させ約3ヵ月間熟成。

ようやく出荷できる味噌になります。

 

3回に渡り「山浦の味噌作り」ご紹介させて頂きました。

味噌作りは、その日の工程が決まっていて取り組みやすいですが、作り始めたら仕上げまで

製造を止めることができません。所属する利用者さんや職員は、責任と根気を持って

日々頑張って取り組んでいます。

そんな想いが沢山詰まった山浦こだわりの味噌を、皆さまに味わって頂ければ幸いです。

 

 

☆山浦特製「あおば味噌」 1パック(800g) 540円

 

※お問合せはこちらまで < グリーンファーム山浦  TEL 0942-81-4856 >